『ジュラシックパーク3』のあらすじを詳しくネタバレ解説!
『ジュラシックパーク3』ってな、2001年に公開されたジュラシックシリーズの第3作目やねんけど……これ、ええ意味でも悪い意味でも“異色作”やねん。
まず、前2作とちゃうのは、マイケル・クライトンの原作をベースにしてへんってこと。完全オリジナルのストーリーやから、賛否もそりゃ分かれる。
舞台はおなじみ「イスラ・ソルナ島」。
この無法地帯の恐竜島に、ま~た人間が行ってまうって話や。
古生物学者のアラン・グラント博士(サム・ニール)は、カービー夫妻から「ちょっと島の上を飛行機で案内してくれへん?」て頼まれんねん。
けどな、それ全部ウソ。
実はその夫妻、行方不明になった自分らの息子エリックを探しに行くために、博士を騙してたんや。
んで島に着いた瞬間、事件勃発。
飛行機が強制着陸 → 謎の超大型肉食恐竜「スピノサウルス」に襲われて操縦士死亡 → 一行大パニック。
もうこのスピノサウルスがヤバすぎんねん。
あのTレックスを瞬殺する衝撃シーン、初見やと「マジで!?」ってなるやつ。
途中で、グラントの助手ビリーがラプトルの卵を勝手に持ち出してたことが発覚。
それが原因でラプトルに追われまくって、パーティーの生存率、どんどん下がる展開に……。
せやけど、息子エリックは8週間も島で生き延びてた強者。
グラントと再会してからは、彼のサバイバル知識がめっちゃ役に立つねん。
後半は、翼竜プテラノドンの巣での空中バトル、ラプトルたちとの緊迫した交渉、そして決死の海上脱出までノンストップ。
最後は、グラントの旧友・エリーが軍に連絡してくれたおかげで、みんな無事に救出されてホッと一息。
アクション満載、恐竜だらけ、緊張感ずっとMAX。
「ジュラシックパーク」ってより、もう「恐竜逃走劇」って感じで、良くも悪くもテンション高めの一作やで。
登場人物とキャスト紹介|ベンの死因も…アマンダはなんであんなに騒ぐん?
『ジュラシックパーク3』のメンツ、クセ強めでおもろいねんけど、その分イライラも倍増や。
特にアマンダな。けどまずは、主要キャラと中の人(キャスト)を紹介してくで!
◆ アラン・グラント博士(サム・ニール)
シリーズ1作目でも主役やった、化石オタクの星。
恐竜にはロマンしか感じてへん人やけど、生きた恐竜はめっちゃ嫌がってるのが毎回オモロい。
今回も、うっかり騙されて恐竜島に行く羽目になった被害者。
◆ アマンダ・カービー(ティア・レオーニ)
ウザさMAXで有名なママ。
息子エリックを助けるためとはいえ、いきなり博士騙して島行ったり、叫びまくったり……パニック映画史に残る“うるさい女”として語り継がれてる。
でもたまに冷静な判断もするから、全部が全部悪くはない。たぶん。
◆ ポール・カービー(ウィリアム・H・メイシー)
アマンダの元旦那。めっちゃお金持ちっぽく装ってるけど、実はしがない電気屋さん。
でも最終的にはパパとして大活躍。アマンダより全然好感度高いって噂。
◆ ビリー・ブレナン(アレッサンドロ・ニヴォラ)
グラント博士の助手。
見た目さわやか系やけど、こっそりラプトルの卵パクって大惨事起こす小悪党ポジ。
最後に命がけで償おうとするのがちょっと泣けるやつ。
◆ エリック・カービー(トレヴァー・モーガン)
アマンダとポールの息子。
なんと8週間も恐竜島で一人サバイバルしてた猛者。
煙玉とか恐竜撃退スプレー使いこなすあたり、ただ者ちゃうでほんま。
◆ ベン・ヒルデブランド(マーク・ハレリック)
アマンダの“今カレ”。
パラグライダー事故でエリックと一緒に島に落ちてもうたんやけど……ベンだけ死亡。
死因ははっきりせんけど、パラシュート絡まって身動き取れんまま恐竜にヤラれた説濃厚。
骸骨姿で発見されたときのアマンダの絶叫、うるさすぎて逆に笑えるシーンとして語られてる。
◆ エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)
今回はちょこっとだけ登場やけど、グラントの友達でラストに大貢献。
彼女のおかげで軍が動いて、全員助かったんやから、実は一番頼れる存在やったんよな。
このメンツ、トラブルばっかり巻き起こすんやけど、それが逆にこの映画の“味”やと思うねん。
アマンダのウザさも、ベンの悲惨な死も、全部『3』を語るうえでは欠かせへんスパイスやで。
なんでアマンダはあんなにウザいん?叫びすぎ問題と評価の分かれ目

『ジュラシックパーク3』で視聴者の神経を逆なでする存在……それがアマンダ・カービーや。
“ウザキャラ四天王”とか言われるレベルで、海外でも国内でもフルボッコにされとる。
でもな、「ほんまにそこまで嫌われる理由あるん?」って冷静に見てみると、色んな側面が見えてくるねん。
◆ 1:とにかく叫ぶ!どこでも叫ぶ!
まずこれや。島に着いた瞬間から「エリィィーック!!!」って全力絶叫。
恐竜の住処やのに、音出したらアカンやろってタイミングでもお構いなし。
「うるさい!」ってグラント博士が怒るのもそら当然やで。
ほんでベンの遺体見つけたときの絶叫、あれな。
声デカすぎてスピノサウルスどころか観客までビビるわ。
◆ 2:自分勝手で空気読まへん
グラント博士を騙して島に連れてきたのに、反省もせんと好き勝手行動。
「なんで博士が怒ってるのか分かってなさそうな顔」がまた腹立つんよな。
でもそれが人間味って言えば人間味なんやけどな……(苦笑)
◆ 3:でも“母親としての必死さ”って見方もある
そらな、自分の子どもが島で行方不明なってるって考えたら、そら冷静ではいられへん。
「息子助けたい」って気持ちは本物やし、危険を承知で突っ込んでいく勇気は評価されてもええ。
叫びまくってんのも、“母の本能”やと思えば…うん、ちょっとは許せる…かもしれん。
◆ 4:Redditでも殿堂入りの“ウザキャラ”
海外掲示板Redditでは、シリーズ中の「最も annoying(イラつく)キャラは誰?」って投票で、アマンダが堂々の上位常連。
あのベンの白骨遺体見て叫ぶシーン、「ホラーより怖い」ってネタにされてるほどや。
◆ 5:演じてるティア・レオーニは実力派やのに…
ティア・レオーニって女優さん自体はめっちゃ演技派で知られてるんよ。
せやのに、この映画では「演技がリアルすぎて逆にイラつく」って謎の現象が起きてて草。
上手すぎるがゆえの悲劇やな。
まとめると、アマンダは“ウザさ”と“母としての愛情”がごっちゃになってて、観る人によって評価が180度変わるキャラや。
オレ的には……うるさいけど嫌いにはなりきれんタイプ。ある意味めっちゃ印象に残る、愛すべきトラブルメーカーやで。
スピノサウルス、まさかのTレックス撃破!?その後どうなったん?
『ジュラシックパーク3』最大の衝撃、それは……スピノサウルスがTレックスを倒すシーンやろ。
公開当時、あれ観たファンの脳内「???」ってなってたわ。オレも椅子からずり落ちかけた。
まずスピノのビジュアルが強い。背中にでっかい帆、顔はワニみたいやけどガチで肉食系。
ほんで映画では、Tレックスと出会って即バトル。お互いガブガブやりあってんのに──あっという間にTレックスの首、バキッて折られて終了。
マジで?Tレックスって主役やったやん?
この衝撃の展開に、Tレックス推しのキッズは泣いた。大人のオレらも若干引いた。
ちなみにスピノサウルス、現実の学説では「水辺で魚食べてた説」が有力。
Tレックスと共演してた時代ちゃうし、格闘せんとゆっくり暮らしてた可能性高いんよな。
それを映画では“ラスボス”みたいな描き方するから、恐竜ファンの間でプチ炎上してもうてん。
しかもこのスピノサウルス、次回作『ジュラシック・ワールド』では一切出番なし。
出たと思ったら、骨格だけ飾られてるだけやで?まさかの“退場済み”扱いや。
「Tレックス倒しといてこの扱いかよ!」って、スピノ派もキレてたわ。
ただし最近やと、ゲームやフィギュア界隈ではスピノ人気が再燃しとる。
「Tレックスとは違う魅力あるやん」「水辺で戦うスピノかっこええ」って再評価の声も増えてきてる。
結論としては、スピノサウルスはジュラシックシリーズの“問題児”や。
でもその存在があるから『3』が語り継がれてるのもまた事実。
Tレックス派でもスピノ派でも、こいつのインパクトは認めざるを得へんで!
興行収入と制作秘話|脚本グダグダ?現場トラブルだらけの舞台裏
『ジュラシックパーク3』、観てる側はド派手な恐竜バトルを楽しんでるけど、裏側はめっちゃ波乱万丈やってん。
むしろ、「ようこの状態で完成させたな…」ってレベル。
まず脚本。
なんと、撮影始まる5週間前に全面リライト。つまり「カメラ回すでー!」って頃に、まだ物語決まってへんかったんや。
そんな無茶ある?って話やけど、マジで現場は混乱状態やったらしい。
監督のジョー・ジョンストン(『ロケッティア』とか『ジュマンジ』の監督な)も「これアカンかもしれん…」って撮影中に本気で降板を考えたとか。
キャスト陣もなかなか大変やった。
ティア・レオーニ(アマンダ役)は、スピノサウルスの水中シーンで実際に負傷。
体張りまくってたのに「うるさい」ってボロクソ言われてるの、ちょっとかわいそうではある。
他にも撮影機材が故障しまくったり、恐竜アニマトロニクスの調整が間に合わんかったりで、撮影スケジュールはズレにズレまくり。
最終的には、編集でどうにか繋ぎ合わせて“テンポだけ”はよく見せたって感じやな。
ほんで興行収入やけど、これがまた絶妙。
全世界で約3億6,800万ドル。制作費が約9,300万ドルやから、ちゃんと黒字にはなっとる。
アメリカ国内では約1億8,000万ドルやったから、まぁまあ健闘したってとこや。
ただし!シリーズ全体で見ると、正直“地味な数字”。
1作目の爆発的大ヒットに比べたら見劣りするし、作品評価も「シリーズ最下位」って言われることが多い。
けどな、それでも“恐竜映画としてのインパクト”はガチやで。
スピノサウルスの登場、アマンダの騒がしさ、ビリーの卵泥棒──
どれも記憶に残るもんばっかやし、後年にファンの間で“迷作として愛される”ポジションを確立してるんや。

まとめ|『ジュラシックパーク3』は迷作?それとも愛すべき異端児?
『ジュラシックパーク3』──
正直、シリーズの中では「一番地味」とか「一番雑」とか、さんざん言われてる作品や。
脚本グダグダ、ヒステリーママ(アマンダ)が暴走、Tレックスが開幕5分で死亡……
ええとこ探すの大変やなって思われがちやけど、それでもこの作品には“唯一無二の魅力”があるんよな。
まず、スピノサウルス。
シリーズ唯一の登場で、しかもTレックスに勝ってもうてる。
この展開、誰が予想できた? おもろすぎるやろ!
しかも、恐竜との遭遇ペースがめっちゃ早い。
「恐竜映画見に来たんや!」って人には、ごちゃごちゃ前置きなしでドーンと本題入ってくるから、むしろ最高やねん。
アマンダがウザすぎるのも、逆に言えばキャラが立ちすぎてて忘れられへんし、
ビリーの卵泥棒も、単なる悪じゃなくて“理想と現実の板挟み”に悩む若者って感じで、意外と人間くさい。
ほんで、終盤でエリー博士が軍動かして助けに来る展開──
これ、ジュラシックシリーズで一番「友情が報われた瞬間」やと思ってる。
地味やけど、熱いんよ。
総じて、『ジュラシックパーク3』は“好き嫌い分かれる迷作”やけど、
今見返すとテンポ良くて、恐竜の見せ場も多くて、なんやかんや楽しい一本や。
完璧ではない。でも、それがええ。
突っ込みながら観るのが正解の、“愛すべきB級ジュラシック”ってポジションやな。
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