〜“ビバップの魂”が令和で蘇る近未来SFアニメ〜
渡辺信一郎監督×MAPPA=勝ち確やん
アニメオタクにとって、「渡辺信一郎」という名前は特別な響きを持ってるやろ。
『カウボーイビバップ』で一世を風靡したあの天才監督が、また“本気”のオリジナルSFアニメを作ってくれるとか、アニメ界における事件レベルや。
しかも、制作がMAPPA。『呪術廻戦』『チェンソーマン』『BANANA FISH』と、近年の覇権級を生み出してきたスタジオやで?
この布陣だけでもう「はい神アニメです」って言えるけど、それだけやない。
『LAZARUS(ラザロ)』は設定・世界観・演出・音楽、全部が高濃度で融合してて、まさに渡辺信一郎ワールドの再来。
“ビバップの遺伝子”を感じさせながらも、ちゃんと今っぽくアップデートされてるのがニクいんよな。
世界終わりかけの2055年、5人のエージェントが動き出す
舞台は2052年。世界中の人類が副作用なしの奇跡の鎮痛剤「ハプナ」によって、痛みのない人生を手に入れてた。
でもな、これがただの夢物語やないねん。
その薬を開発した天才博士・スキナーが3年後に突如現れて、「この薬、服用者みんな死ぬで?」とか言い出すんや。
「え、えぇぇぇぇぇ!!」ってなるやろ。1話目から視聴者置いてけぼりの衝撃展開やで。
そんな人類の危機に立ち向かうのが、選ばれし5人のエージェントたち――通称「ラザロ」。
この名前の意味も深い。ラザロって、キリストに生き返らされた“蘇生者”の名前やん?
つまり“人類を死から蘇らせる存在”ってこと。厨二心にグサグサ刺さる設定すぎる。
しかも彼らは国も種族も違う多国籍チームで、キャラのバリエーションも豊か。
それぞれに闇と背景を抱えてそうで、推しが増える未来しか見えへん。
スタッフが強すぎて全方位死角なし
キャラクターデザインは『BANANA FISH』でおなじみ、林明美さん。
線が繊細で、それでいて力強い。しかも色気もある。もう非の打ち所なし。
そんでもって、アクション監修がまさかのチャド・スタエルスキ氏(『ジョン・ウィック』監督)。
アニメとハリウッドの夢コラボすぎて震えたわ。実際、第1話からその本気っぷり見せつけてくれた。
音楽はもう反則級。
ジャズ界の天才・カマシ・ワシントン、エレクトロ界の雄・ボノボ、音響魔術師・フローティング・ポインツ。
この3人が揃うアニメって前代未聞ちゃう?
オープニング曲「Vortex」は、ジャズと未来感が融合してて鳥肌モンやった。
BGMひとつ取っても、緊張感・疾走感・感情の波を見事に音でコントロールしてくる。音ハメの鬼。
映像もストーリーも“濃い”。1話から全部盛りや!
肝心の第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」、これがもう情報量とアクション密度の暴力。
元傭兵の主人公・アクセルが逃げまくるシーン、パルクールばりの動きと銃撃戦の応酬がド派手すぎて、
目が足りひん。まばたきしてたら置いてかれる。MAPPAの本気を見たで。
しかも、ただ動くだけやなくて、ちゃんとキャラの感情もにじんでんねん。
アクセルが過去に背負ったもの、誰かを守りたいって気持ち、そういうのが見え隠れするのがニクい。
いきなり「この主人公、推せる」って思わせてくる作り、ほんま見事やった。
宮野真守×古川慎=声優オタ垂涎の豪華布陣
正直な、キャスト見ただけで「勝ち確」やと思ったオタク、オレだけちゃうはず。
まず主人公・アクセルを演じるんが、我らが宮野真守。
いつものテンション高めなキャラとは打って変わって、今回は寡黙で渋い傭兵役やのに、
その中に「過去を背負ってる重み」みたいなんがチラッと見えるんよ。
ちょっと息を荒げるだけで感情のうねりがわかる、あの演技力よ。震えるわ。
あとダグ役の古川慎な。『呪術廻戦』の伏黒や『ワンパンマン』のサイタマで有名やけど、
今回のダグはちょっとニヒルで、でも仲間思いな“裏エース”って感じでめちゃくちゃ魅力的。
声も低音効いててエモいし、宮野真守との掛け合いのテンポも絶妙やったわ。
他にも、
- クリスティン(CV:内田真礼)→知的で冷静、なのに時折見せる感情の揺らぎがたまらん
- リーランド(CV:内田雄馬)→イケメン枠と思いきや、ええツッコミ要員になりそう
- エレイナ(CV:石見舞菜香)→チームの中で一番ピュア。まさかの爆弾キャラかも?
- ハーシュ(CV:林原めぐみ)→もうこの時点で「絶対クセあるやん」って分かる貫禄
- アベル(CV:大塚明夫)→声で安心感MAX。ラスボス感もあるけどな!
- そしてスキナー(CV:山寺宏一)→圧倒的ラスボスボイス、世界滅ぼしそうな説得力
ほんま全キャラに“声優からの本気”を感じるキャスティング。耳が幸せすぎた。
第1話の演出は伏線まみれ!?オタク考察ポイントまとめ
1話って、もう情報の洪水みたいやったけど、ちゃんと見直すと色んな伏線があるんよな。
まず、アクセルが過去に抱えてる“謎の記憶”。
明言されてへんけど、回想っぽいフラッシュバックに銃声と女性のシルエット……誰やねんあれ。
あれが物語の核心に絡んでくるんは間違いない。
そしてスキナー博士。彼の言葉、「人類は痛みを忘れた。だから終わるんだ」。
これ、ただの中二セリフちゃうで?たぶん人類が“楽を選びすぎたこと”への皮肉やし、
ハプナって薬そのものが人類への“罰”っぽくも見える。スキナー、実は救世主なんちゃうん?
あと、冒頭のニュース番組風の演出な。
あれ「ビバップ」でもおなじみの形式やけど、今作でも“世界が壊れていくリアルさ”を演出するのに一役買ってる。
ほんま、渡辺監督のこういう細かい遊び心と社会風刺が効いてて好きすぎる。
今後の展開、どうなるん?オタク妄想止まらへん
ラザロのメンバーが集まったところで、第2話以降はたぶん「仲間との衝突」「個人の過去」「スキナー追跡」がメインになってくるやろな。
たぶん誰か一人は裏切る(断言)。
でもそれも“苦渋の決断”やと思うねん。痛みを背負ってる連中やからこそ、苦悩して選ぶんよ。
あと気になるんが「薬をやめる=生き残れる」んかどうか。
もし体にハプナが残ってるだけで死ぬなら、もはや時間との戦いやし、
ワクチン開発とか、人体改造とか、命削る系の展開きそうでワクワクしかない。
そして終盤にはきっと“もう一人のスキナー”とか“薬の本当の起源”とか出てきて、
アクセルが何かを“選ばされる”未来が待ってる気がしてならん。
泣く準備しといたほうがええかもな……!
まとめ:ビバップの魂、令和のアニメで完全覚醒!
『LAZARUS ラザロ』は、
「音」「映像」「物語」「演技」、そのどれもが**“本気の職人芸”**で作られた、
まさにアニメ界の新たな金字塔やと思う。
渡辺信一郎監督の魂が、また令和のアニメシーンに風を吹かせてくれる
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