名前は聞いたことあったけど、こんなに面白いとは思わんかった!
『狼と香辛料』ってタイトル、昔からよう聞いてて、
「ケモ耳の女の子と旅する話なんやろ?」くらいの認識やったんよ。
でも2024年にリメイクされるって知って、
「ちょっと見てみるか」って軽い気持ちで1話見たら…
完全に持ってかれた。
ホロとロレンス、ほんまにええコンビやねん。
戦ったり魔法使ったりするんやなくて、言葉と知恵で世界を渡っていく。
しかもそれがちゃんと面白いし、めっちゃ深い。
旅と商売と、ふたりの距離感。
それだけでここまで引き込まれるアニメ、久しぶりやわ。
ホロの“ヒロイン力”がバグってる
まず、ホロのキャラが強すぎる。
狼の耳としっぽがある美少女…ってだけやったらようある設定やけど、
ホロはそれだけやない。頭がめっちゃキレるし、喋りが面白い。
しかも、ちょいちょいロレンスをおちょくるんよな。
あれがまた可愛くて、でも“計算してる感”がちゃんとある。
「この子、ホンマはもっと色々考えてるんやろな…」って思わせるところが深い。
そのくせ、時折見せる寂しさとか不安げな目がズルい。
普段は賢そうにふるまっとるけど、心の中では誰かに寄りかかりたいって思ってる。
そういう“ギャップ”にやられてもうたわ。
ロレンスがまたええ男なんよ…
ロレンスは行商人で、頭もキレるし現実的。
でも、ホロに対してはちょっとずつ心を開いていく感じが丁寧で、
見ててほんまに気持ちええねん。
最初はビジネスライクやったのに、
徐々にホロの存在が大きくなっていくのがわかる。
その“ちょっとずつ近づく距離感”が絶妙。
ベタな恋愛やなくて、お互いの立場とか価値観を理解しながら進んでいくのが大人っぽくて、
こういうの、今のアニメでなかなか見んよなって感心したわ。
作画が…えぐい。スタジオパッショーネ、ガチで覚醒してた
まずな、見てて思ったのが
「これ…めっちゃ描き込みすごない?」ってことやねん。
背景のリアリティ、光の当たり方、ホロのしっぽのふわふわ感。
全部が自然で、でもアニメ的に魅力的に仕上がっとる。
特にホロの表情。
ちょっとした目線の動きとか、口元のニヤリとか、
“アニメでしかできへん演技”がしっかりしとるんよ。
スタジオはパッショーネやけど、
こんなに本気出してくるとは思わんかった…。
静かな作品って手を抜こうと思えば抜けるのに、
めちゃくちゃ丁寧に仕上げてる。愛を感じたわ。
原作ファンからも「これぞ完全版」って言われる理由がわかる
ちょっと調べてみたら、旧アニメ(2008年版)は内容が良かったけど、
尺の関係でカットされたシーンとかもあったらしいんよ。
今回のリメイクはそこを**“最初から、原作に忠実に描き直す”**って方針でやってて、
確かに観てても「テンポゆっくりやな〜」って感じるとこもある。
でもそれが逆にええねん。
会話の“間”とか、“言葉を飲み込む時間”がちゃんとあることで、
キャラの感情がじわじわ伝わってくる。
この作品の肝って、たぶんそこなんよな。
SNSとかでも原作ファンが「やっとホロがホロしてる!」って喜んでたのも、めっちゃ納得したわ。
監督・スタッフ陣の“わかってる感”がすごい
監督は高橋丈夫さんで、『無職転生』にも関わってた人。
旅と心情の描写が上手いの、納得しかない。
キャラデザの大島美和さんも、文倉十さんの原作イラストを
やわらかくアニメに落とし込んでて、ホロの可愛さと知性の両立がバッチリ。
あと音楽もずるい。
中世ヨーロッパ風の町並みに、クラシカルなBGMが乗る感じ。
旅してる感が音からも伝わってくる。没入感エグいで。
で、結局このリメイクどうなん?→めっちゃ“今”見るべきやつ
オレは正直、リメイクって聞いたとき「懐古向けなんちゃう?」って思ってた。
けど観てみたら…まっさらな初見でもドハマリできた。
会話劇好きな人、ゆっくりじっくり物語に浸りたい人、
キャラの感情の機微を味わいたい人には、めっちゃおすすめ。
正直、見終わった今やったら言える。
「リメイクされて良かった。これで出会えたから」ってな。
📌まとめると…
- 初見でもOK!
- ホロ最高。ロレンスも好きになる
- 作画・音楽・演出の三拍子で“世界”に没入
- 原作ファンも納得の原作準拠リメイク
気になってる人、迷ってる時間もったいないで。
旅、始めよう。ホロとロレンスと一緒に。
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