『7 Days to End with You』の、ネタバレありストーリー記録や。
このページでは、個人的な感情を挟まず、
主人公とルリが過ごした7日間を、できる限り淡々となぞってまとめとる。
このゲームをクリアしたあと、
「そういや、あの時、何があったっけ?」って思い返したくなった人に向けて、
そっと置いとくための記事や。
感想や考察は別記事で語るから、
ここではただ、7日間の出来事だけを記録してるだけや。
【1日目】目覚め
主人公は、ベッドの上で目を覚ます。
周囲を見回しても、ここがどこなのか分からない。
自身の名前も、過去も、思い出せなかった。
部屋の中には、赤髪の女性がいた。
彼女は主人公の目覚めを確認すると、静かに言葉をかける。
「おかえりなさい。ゆっくりでいいから、思い出してね。」
主人公は彼女の言葉を聞き取ることができない。
音は聞こえるが、意味は分からない。
彼女は、特に驚く様子も見せず、
落ち着いた様子で主人公の傍に寄り添う。
食事が用意され、主人公は促されるままに椅子に座る。
食事を取ることはできるが、
誰が用意したのか、なぜここにいるのか、自分でも理解できなかった。
ルリ(※名前はまだこの時点では判明していない)は、
多くを語らず、ただ主人公の行動を静かに見守る。
この日の出来事は限られている。
- 部屋の中を歩くことができる。
- 彼女の存在を認識することができる。
- しかし、外に出ることはできない。
- 会話も成り立たず、意味の通じない言葉を聞き続けるだけにとどまる。
主人公は、まだ何もわからず、
ただこの世界に取り残された感覚のまま、最初の夜を迎える。
【2日目】生活の再開
朝、主人公は目を覚ます。
昨日と変わらず、赤髪の女性が部屋にいた。
彼女はキッチンで食事を用意していた。
食事をテーブルに並べると、主人公に向かって声をかける。
「あなたの好きだったもの、覚えてるかな?」
主人公にはその言葉の意味はわからない。
しかし、彼女が何かを期待していることは雰囲気で伝わる。
主人公は頷く。
それを見た彼女は、小さく微笑み、
安心したような表情を見せた。
主人公は椅子に座り、
差し出された食事を口にする。
体調は優れないが、出された食事は残さず食べた。
この日から、主人公は彼女の発する言葉に意識を向け、
単語の意味を推測し、ノートに記録する作業を始めることになる。
まだ動き回ることがかなわず、
外に出ることはできない。
部屋の中を歩き回り、わずかな物音や変化を感じながら、
静かに時間が過ぎていった。
その日はただゆっくりと時が過ぎ、
二人は部屋の中で静かに一日を終える。

【3日目】外への誘い
朝、主人公はベッドの上で目を覚ます。
部屋には、いつものように赤髪の女性がいた。
彼女は窓の外を見ながら、主人公に声をかける。
「外の空気を吸うと、気持ちいいよ。一緒に行こう?」
主人公には、まだすべての言葉を理解できてはいない。
しかし、彼女が外へ出ようと誘っていることは察することができた。
主人公は、立ち上がり、彼女の誘いに応じる。
玄関を開けると、外には小さな庭が広がっていた。
花壇には色とりどりの花が咲いている。
彼女は、庭を一緒に歩きながら、
何かを話しかけ続ける。
しかし、主人公は相変わらず、断片的にしか理解できない。
庭にはベンチが置かれており、
ふたりはそこに腰掛け、しばらくの間、外の空気を感じながら静かに過ごす。
彼女は時折、主人公の顔を見て、微笑みかける。
主人公は、新しく耳にした単語を記憶しようとするが、
すべてを理解するには至らない。
この日、初めて屋外に出たことで、
主人公にとっての世界は少しだけ広がった。
行動範囲は、庭までに限られている。
外の道や遠くへの移動はまだできない。
この日の夜も、特に大きな出来事は起きないまま、
静かに終わる。

【4日目】体調の変化
朝、主人公は目を覚ます。
起き上がろうとするが、昨日までとは違い、体に重さを感じる。
赤髪の女性——ルリは、主人公の様子を見て、
心配そうな顔を見せる。
彼女はそっと近づき、優しく声をかける。
「無理しないで。あなたのペースでいいの。」
主人公は、言葉のすべてを理解できたわけではない。
しかし、彼女が気遣っていることは伝わった。
この日、主人公は部屋の中を歩くことができるが、
動きは鈍く、すぐに疲れを感じる。
外に出ることもできるが、
庭を散歩している最中に足を止め、ベンチで休む場面が多くなる。
ルリは無理に何かをさせようとはせず、
主人公の近くにいて、穏やかに話しかけ続けた。
特別なイベントや外への移動はこの日も発生しない。
ただ、体調の悪化という変化が、
ふたりにとって初めて明確に現れる一日となる。
日が落ちたあとも、
ルリは静かに主人公のそばにいた。

続き
まだこの時点では、
すべてが終わったわけやない。
ふたりには、ほんの少しだけ、希望も残ってた。
もしこの先、5日目以降を知りたくなったら、
次の記事(後編)に進んでほしいけど、
ここでいったん立ち止まって考えるのも自由や。
自分の手で、ふたりの結末を見届けるか。
誰かの記録として、最後まで追いかけるか。
それを選べる地点が、この4日目や。
5日目以降に進む覚悟できた人はこちらから。
▶︎ 『7 Days to End with You』ストーリー記録【後編】|5日目から最後の瞬間まで
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