阿部寛=報道界の“リーサルウェポン”説
日曜劇場が放つ社会派ドラマ『キャスター』。正直、タイトルからは想像つかんくらい、めっちゃ重厚でリアル。
ほななんでここまで刺さるんかって?理由はただ一つ、阿部寛の“魂”が画面から漏れてんねん。
彼が演じるのは、元記者でキャスターの進藤壮一。視聴率もスポンサーも関係あらへん、「伝えるべきことは伝える」いう信念の塊。
その信念を貫く姿が、痛いほどリアルでな。目力、間の取り方、声の震え…すべてが**“あの時のニュース番組”を彷彿とさせる臨場感**。
SNSでも
「阿部寛、あれもう本人のドキュメンタリーやろ」
「日曜の夜に心えぐってくるのやめてくれ」
って嘆きと絶賛が飛び交ってる。
中でも印象的なんが、報道局内での怒鳴り合い。セリフの一言一言に、現場の矛盾や怒りが詰まってて、胸がギュッとなったわ。
今の日本で、「報道って何のためにあるん?」って疑問をここまでストレートに突きつけてくる作品、他にないで。
永野芽郁と道枝駿佑の“無力感”が今の若者すぎて泣ける
このドラマ、若手キャストもエグいくらいええ味出してんねん。
特に永野芽郁演じる新人記者・香坂は、「正義って空回りするんやな…」っていう無力感の化身。
毎回ズタズタにされながらも、諦めへん姿が泣けるし、「自分もこんなふうに戦いたかった」って視聴者に思わせるんや。
道枝くん演じるADの市川も、「自分なんかに何ができるんやろ」って葛藤する姿が共感の嵐。
SNSでは
「道枝くん、目がずっと助け求めてる感じでしんどい」
「無言の演技で心情を語っててすごい」
って声も多くて、確実に演技派の階段のぼってる感あるで。
しかもこの2人、阿部寛との“対比構造”になってるのがまた上手い。
理想を叫ぶ阿部寛、現実に疲れて立ち止まる若手。このバランスが、見てるこっちにも**「おまえはどっちや?」って問いかけてくる感じ**なんや。
政治・メディア・組織の“闇鍋”描写がじわじわ効いてくる
せやけど一番怖いんは、ドラマのテーマそのもんや。
テレビ局の内幕、政治家の圧力、企業の忖度…“誰もが薄々気づいてるけど、口に出したら終わること”を容赦なくぶち込んでくる。
SNS考察班はすでに稼働開始してて、こんな投稿もちらほら:
「進藤が過去に干された理由、実在の事件とリンクしてない?〇〇特集が元ネタ説あるぞ」
「永野芽郁のキャラがだんだん“狂気”に踏み込んでいってる。あれ、視聴率の亡霊に取り憑かれてる表現ちゃう?」
「TBSがここまで報道に踏み込むって逆に怖い。どっかの誰かに潰されへんか心配…」
あと、映像演出の細かさも話題に。
スタジオの照明切り替えで空気の緊張感が変わるとか、控室で誰が何を見てるかの描写に意味があるとか、伏線に事欠かへん。
今後の展開、これ絶対地雷踏みに行くで…
現段階で進藤が抱えてる「報道から外された過去」が気になって仕方ない。
政権の不正に切り込もうとした?大手スポンサーの裏金暴こうとした?
あえて今、そういう“タブー”を描いてくるということは、このドラマ、途中で折れへんつもりやろ。
今後、香坂が進藤の影響で覚醒していく展開や、逆に市川が組織の論理に染まっていく展開もありそう。
誰かが潰されるか、誰かが自分の正義で局を変えるか――これは戦いやで。
まとめ:見逃すには濃すぎる“令和の報道ドラマ”
『キャスター』はただのドラマやない。
“メディアの良心”と“組織の都合”のぶつかり合いを描く、現代日本の鏡や。
阿部寛の芝居は、見てるこっちの倫理観をえぐってくる。
道枝くんも永野芽郁も、今を生きる若者のリアルな声を代弁してくれてる。
次回、進藤がどう動くか。香坂が何を知ってしまうか。
このままじゃ終わらん雰囲気しか漂ってへん。
ほんま、日曜劇場…気合い入れすぎやろ。
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