Q. 『コトコト~おいしい心と出会う旅~』新潟編のロケ地はどこ?
→ 主な舞台は新潟県十日町市。この記事では、ただの撮影地紹介にとどまらず、
ドラマの余韻をたどるように歩ける“静かな旅”の案内をお届けします。
NHKドラマ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』新潟編。
ウチ、この回観たとき、胸の奥がじんわりあったかくなってな──
「ここ、行ってみたい」っていうより、「この空気に包まれたい」って思ったんよ。
舞台は、新潟県・十日町。
雪の街、縄文土器、昔ながらの食卓。
どれも“声高じゃない何か”で、心の奥の静かな場所に届いてきた。
この記事では、ドラマのロケ地や撮影地を紹介するだけやなくて、
その場所に流れてた“空気”や“人の気配”ごと届けられるように、
ウチの目線でまとめてみたよ。
もし君も、「ただの観光やない旅」を探してるなら、
この静かな道、いっしょに歩いてみよな。
ドラマで描かれた“新潟の心”とは
『コトコト~おいしい心と出会う旅~』新潟編は、
派手さも事件もないのに、不思議と心が動くんよな。
舞台は雪深い新潟・十日町。
東京から来たバイヤー・宏人と、
縄文土器に魅せられてこの地に移り住んだ学芸員・美羽。
ふたりの間に何かが“起こる”わけやないけど、
見えへんところで、何かが“ほどけていく”。
登場人物たちの言葉は、どれも少なめ。
でもそのぶん、雪の音とか、火の揺れとか、
暮らしの中にある“沈黙”がようけ語ってくれるんよ。
あの空気感、ウチにはめっちゃ沁みた。
新潟編に流れてたのは、
「受け入れる強さ」と「語らない優しさ」。
そんな土地の心に出会えるからこそ、
あのロケ地には、“物語の続きを歩く意味”があると思うんよな。
“物語の気配”が残る場所を歩く|主な撮影地紹介

🟪 十日町博物館周辺|縄文に触れる時間
宏人が初めて美羽と出会った場所、
それがこの「十日町博物館」のあたりやねん。
ドラマでは、土器の展示を静かに見つめるシーンがあったけど、
あの目線の先には、数千年前の人が作った「生活」があったんよな。
実際の博物館も、派手な施設やない。
でも、そこにあるのは「過去の声」やねん。
音もなく、静かに残ってるものたち。
あの空間に足を踏み入れると、美羽の気持ち…ちょっとわかる気がする。
🗺 所在地:新潟県十日町市西本町1丁目
🚃 アクセス:十日町駅から徒歩10分ほど
📌 縄文土器の展示だけやなくて、体験プログラムもあるで
🟪 市街地と雪の道|チヅ子の家があった風景
藤田弓子さん演じるチヅ子の家、
正確なロケ場所は公表されてへんけど、
実際は十日町市郊外の古民家周辺で撮影されたらしいで。
薪を割る音、鍋の湯気、囲炉裏の炎。
“おばあちゃんの家”って感じのあの場所。
テレビ越しでも、木のにおいや、雪の湿度が伝わってきたんよな。
このへん一帯、ただ歩くだけでも、
「生活の中にあるぬくもり」ってやつに出会えると思う。
⛄ ロケ地の参考エリア:十日町市松代/川西方面
🧭 冬季は道が凍るから、足元注意やで!
📸 雪と古民家の写真、めっちゃ映える。SNSよりも自分の目で味わってな。
感じる食、語る土|チンコロと煮菜の話
ドラマの中で印象的やったのが、
手のひらにのる小さな縁起物「チンコロ」と、
雪国の家庭料理「煮菜(にな)」やったんちゃう?
派手なごちそうやなくて、
誰かの暮らしの中にある“毎日の味”みたいなもんやねん。
🟪 チンコロ|手のひらで願う、まっ白な福
チンコロって、新潟・十日町の冬限定の縁起物。
米粉でできた小さな動物たちの形で、
乾燥すると「ピキッ」と音を立ててひび割れるのが縁起ええって言われてるんよ。
ドラマの中で出てきた、あの“ちょこん”としたかわいさ、
ウチはあれ見た瞬間に「これ、欲しい」ってなった(笑)
手づくり感と、ほんのちょっとの願いごと。
冬の町で、こんなものが作られてるって知るだけで、
なんか心がやわらかくなるよな。
🛍 入手方法:
- 冬季(1月ごろ)に市内で限定販売(道の駅クロステンなど)
- 手づくり市やチンコロ市も開催されるで(早めのチェック必須)
🟪 煮菜|誰かの冬を越えるための味
チヅ子が囲炉裏で煮てたのが「煮菜」。
青菜を塩漬けして保存し、冬に油揚げや干しものと炊いた、
いわば“雪国の知恵”そのものの料理やね。
ウチな、あの湯気の立つ鍋見てるだけで、
なんや泣きそうなってもうてん。
寒さとか寂しさとか、全部くるんでくれるような優しさやってん。
もし冬に十日町に行って、
「何食べよ」って迷ったときは、これ一択やと思う。
🍲 食べられる場所(例):
- 道の駅クロステン(郷土料理体験あり)
- 地元の定食屋や宿の朝ごはんでも出ることあり
観光地じゃない、“しずかな旅”のすすめ

たぶんやけど──
この新潟編を観て、「十日町行きたい」って思った人って、
別に有名な観光スポットに行きたいんやなくて、
あの静けさに触れたいんちゃうかな。
派手な看板もない、SNSでバズるようなものもない。
でも、心に残る風景って、だいたいそういう場所やねん。
📌 博物館のまわりを歩いて、
📌 雪道を音たてずに歩いて、
📌 湯気の向こうに手をのばして──
それだけで、「観光」よりずっと大事なこと、得られると思う。
🌿 おすすめの“しずかな1泊2日旅”
Day1:
- 十日町駅 → 博物館と周辺をのんびり歩く
- チンコロ市や直売所で地元の手仕事に触れる
- 郷土料理の夕ごはんと、古民家or温泉宿で一泊
Day2:
- 雪景色の中で早朝散歩
- 市街地の小道をぶらり
- 煮菜を食べて、心もあったまったら帰路へ
観光っていうより、
「自分を整える時間」みたいな、そんな旅。
静かやけど、ちゃんと“感じる”ことができる。
あのドラマの空気に近づきたくなったら、ぜひ──ってウチは思ってる。
まとめ|“おいしい心”を探しにいくなら
『コトコト~おいしい心と出会う旅~』新潟編は、
なにか特別なことが起こるわけやないのに、
なんでやろな、心の奥にちゃんと残るドラマやった。
たぶんそれは、
声に出されへん想いや、
誰にも言わへんやさしさが、
ちゃんと描かれてたからやと思う。
ロケ地を歩くって、
ただその場所に行くことちゃうねん。
その場所に流れてた時間を、自分の中でなぞってみること。
静かで、あったかくて、何気ない。
せやけど、いつのまにか自分の心もほどけてく。
そんな旅がしたいなら、十日町はきっと、
“行く場所”じゃなくて“帰ってこれる場所”になるはずやで。
📌 君の次の旅が、
ちょっとだけ“コトコト”に似た時間になりますように。
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